福岡 税理士事務所

みなさん。はじめまして。
中川税理士事務所　スタッフ　べんです。
H19年に税理士試験に合格し、現在、税理士登録をしています。
受験科目は、簿記論、財務諸表論、相続税、法人税、消費税でした。
税理士試験を受ける前は、税理士事務所で働いたことすらありませんでした。
というのも、私は山口大学の工学部出身で、最初に就職した会社での仕事の内容は、飲み水などの水質分析という、税理士の仕事とは全く無縁の勉強と仕事をしていたからです。
就職時期は就職氷河期と呼ばれる時代で、入社後も終身雇用を約束されるような時代では無いと、漠然と考えていました。
ならば、終身的に使える資格を取らないと生きていけないと思い、一念発起し、税理士試験を受けようと思いました。
今思えば、無謀な挑戦だ、とすら思えます。
何故、全く違う業界である税理士を受けたのかというと、今となっては良く覚えていません。

しかし、はっきりしていることは2つあります。
1つは、実家が自営業をしていましたが、私が税理士さんと会ったことはあいさつ程度の数回しかなく、税理士さんってどんな仕事をしているか興味があったことです。

もう1つは、当時30才で、退路を断つくらいの気構えでやらないとどんなものに挑戦してもダメだ、という思いがあり、難関試験を目指しました。

最初の受験から最後まで、6年間かかりました。今思えば、とてもつらい時期でした。
しかし業種が違えど、やる気持ちさえしっかりあれば達成できることを証明できたと、自負しています。

1)
事務所の良い点は、マニュアルの充実にあると思います。
私が初めて入った事務所が、中川税理士事務所です。
その後、個人的事情があり退職、別の税理士事務所でも勤務しました。
他を見たからわかることですが、税理士事務所にはマニュアルというものはありません。
同僚、先輩が優しく教えてくれる、という世界ではなく、自ら学んで仕事を覚えなければなりません。
一般的に、税理士事務所の職員数は多くありません。10人以上職員がいる事務所は、大きな事務所です。普通は5人程度です。
なので、新人に付きっきりで仕事を教える暇は誰にもないのです。
新人は、それでも仕事をしなければなりません。
上司に1つ1つ指示を受けなくても、マニュアルがあれば最低限の仕事は出来ます。
その上で、わからないところを上司から新人に教えていく、というのが当事務所のスタイルです。
2)
一度辞めた人間が再び入社しているところも、良い意味で変わった事務所なのかもしれません。
“言ったことはやる”というのが、この事務所のモットーです。
入社の経緯は人それぞれです。
異業種からの転職であっても、新人の入社でも、入社してからやる仕事に変わりはありません。やる気のある人を歓迎するのが中川税理士事務所なんです。

マニュアルの充実は、その反対で悪い点ともなりえるかもしれません。
マニュアルに従っていれば良いという考えは、大きな間違いです。
自分で考えるという過程を取り除いてしまうからです。
どんな仕事であっても、自分が任されていることは、自分が考えないといけないのです。長所と短所は紙一重の関係だと思います。